RICOH GRⅢの内覧会に。

来春発売予定の新しいGR。その内覧会に行ってきました。電源offからの立ち上がりをまずチェック、レンズの繰り出し速度、液晶の点灯どちらも驚く速さ。焦点距離を固定するスナップモードが速いのは当然としても、普通のAFモードでも十分に速い。「構えた時には撮れる」カメラでした。これからファームウェア等ソフトを追い込んでいくらしいので、発売時にはより洗練されていることでしょう。全体の大きさも小さかった頃に戻り、その大きさの中に手ぶれ補正も押し込んだということですから、コンパクトカメラとしては最強かと思われます。なによりGRに好感が持てるのは、「撮ってる人が開発してる」感じが伝わってくるところなのかなと思っています。
同じ会場でGRで撮影した写真をTシャツにプリントした写真展が開かれています。27人の写真家による展示と共にTシャツの販売もしています。私の写真はイタリア、リボルノの風景です。Tシャツのサイズも豊富に準備されているようなので是非。リコーイメージングスクエア新宿で、17日までです。

11/30(Fri.)・12/1(Sat.)・12/2(Sun.)

今週末参加することになりましたイベント、photocampです。
天気も良さそうなので、ぜひ皆様お出かけください。
東品川2-1-3   天王洲キャナルイースト、寺田倉庫BC号棟1F
入口を入って3つ目「KANO MITSURU & MOTIONS」のブースでお待ちしています。

エディション外、規格外のプリントも持ち込む予定です。お楽しみに。

PHOTO CAMP 2018

PHOTO CAMP 2018 に参加します。

PHOTO MARKET のブースでオリジナルプリント、ポスター、パネル、FIAT写真集等の販売を予定しています。ぜひお越しください。

会場
〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目1-3
天王洲キャナルイースト
Warehouse TERRADA B&C HALL(寺田倉庫BC号棟)

会期
2018/11/30(金)17:00~21:00
2018/12/1(土)11:00~20:00
2018/12/2(日)11:00~18~00

#PHOTOCAMP2018

「尾道の時計」

国内で撮影した写真のプリントをお買い上げいただいたので、久しぶりに「尾道の時計」を焼きました。イタリアの写真ばかり焼いていたので自分でも新鮮です。

見る

『私は絵の鑑賞法についてはまったくの素人である。人に教えられたこともないし、とくに専門書で学んだこともない。ひとりで勝手に好きだ、きらいだときめ、森の気ままな散歩者のように美術館に入っていき、眺めていき、通過していくだけである。その好き、きらいも、たいてい、最初の一瞥できめてしまう。最初の一瞥で眼をうたれなかったらどんな“名作”のまえに三時間佇んで凝視をしても徒労である。わかった顔をして無理な議論をするのはしんどい。ときには議論をしていてハッと愕かされるような意見に出会うことがあるが、そこでもとの画を見なおしても、あまりピンとこない。愕くのはその人とその意見についてなのであって、それは貴重な知覚であるから大事にしたいが、だといって最初の一瞥で得たもの、得なかったものがその意見によって変貌を起すということがない。』

「見る」 開高健 より

大好きな開高健は、小説家、エッセイストという肩書だから言葉の人と言っていいでしょう。その言葉を何故魅力あるものとして私が受けとめられるかといえば、言葉を綴る前に五感の刺激に敏感であり、そのことに正直であるからです。引用した文章の「絵」は「写真」と置き換えられます。そして後半の文章は、逆説的に今どきの写真周辺に巣くう言葉の人々の存在を浮かび上がらせます。つまり、自己の思考と論説の下に視神経の刺激を押し込めた人の文章には魅力がないのです。上の文章を見つけたとき、さすが開高さん!と微笑んでしまいました。ただこの「一瞥できめてしまう」ときに、その人の人生が現れ出るわけで、軽薄な一瞥を肯定するものではありません。

新宿御苑

 

 

 

 

大学一年生の課題。直前に見たウィン・バロックの影響をもろに受けているのはご愛敬としても、フジブロ2号印画紙の銀を厚盛りしたような仕上がりは、今見ても魅力がありますね。周りの台紙は酸化して元のグレーからピンクっぽく変色しているけれど、水道水で洗っただけのプリントはまったく劣化していません。今でもプリントに迷うと引っぱり出してくる原点のプリントです。Nikon F2.Nikkor28mm

つながる

ある仕事があって、ある人がいて。「あの人があの仕事を出来るように、どこかでつながればいいな」と思っていたふたつが、昨日つながった。周りのひとのおかげかもしれないけれど、最初から結びつく運命だったのかもしれない。その知らせをもらったとき、自分のこと以上にうれしかった。きっといい仕事になる。

写真家の言葉・土門拳


以下略(ニッコールレンズ読本3から)

東北、酒田の生まれ。車椅子の生活になっても執念で写真を撮り続けた、しぶとく泥臭い印象の土門拳。江戸っ子の粋な写真家、木村伊兵衛と対照的に語られることの多い土門拳だけれど、好きですよ、私は。この文章にあるような言葉を敢えて口にする人は、今の世の中では煙たがられるというか、これが書かれた70年代以上に嫌われると思う。けれどこれを書くことで鎧を纏い、傷つきやすい自分を守っていることは容易に想像が付くし、言葉の本意を思わなければならない。自分と比べることが失礼なほど才能、努力の差は明らかだけれど、ただそれでも等しく 「人生は一回きりである」ことに違いはない。そんなことを思わせられる出来事があったので、今日は敢えて鬱陶しいことを書いてみました。

GRで撮りTシャツにプリントする

まだまだ先のイベントですが、GRで撮影した写真を、Tシャツにプリントするという写真展。いつもとは用途がちがうので、写真のセレクトに迷いました。人物のストリートスナップばかり撮っていた中で、最終的にランドスケープと言ってもいい写真を選んだことが、どんなふうに見られるのか、今から楽しみです。なにはともあれ呼んでいただき、ありがとうございました。

MASAHISA FUKASE

先日、深瀬さんの写真集出版記念イベント、Tomo Kosuga / 戸田昌子 両氏のトークイベントに出かけた。もう15年近く前になるのか、ネット上で深瀬さんを検索しても、ほとんど目ぼしい情報がなかった頃、ひとつだけ、深瀬さんの掲載雑誌を網羅した妙に熱いブログがあった。それが今回のイベントのスピーカー、Tomo Kosuga さんが作ったものだった。内緒でキャプチャーして雑誌集めの参考にさせてもらった。考えてみると、今まで「鴉」ブームは続いていたけれど、「深瀬」ブームと言えるものはなかったように思う。今、それが起きようとしているのを見ると、ひとりの人間の長く一途な情熱が、こうやって実を結ぶのか!という物語に立ち会えたようで、こちらまでワクワクしてくるのだった。

以下は以前のブログで深瀬さんについて書いたことから、いくつかの覚え書き。

 

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「いつも愛する者を、写真を写すという名目でまきぞえにし私も含めてだれも幸せにはできなかった」

深瀬昌久 洋子1974

 

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「だからそこが深瀬さんの過激なところで、ぼくなんて、子供もいるし家庭があったりするけど、目はそっちへ全然行かないのよね。深瀬さんを見ていると、ふと自分の写しているものって一体何だろうなというふうに思うときがある。荒木さんだって、深瀬さんほど濃密、ストレートではないけれど、奥さんを撮り、お母さん、お父さんの亡くなったときを撮りってきちんと残しているじゃない。ぼくなんかおふくろが死んだとき、一枚も写真を撮らなかった。普通なら、写真をやっているということが根っこにあったとき、家族であるとか、肉親の死であるとかは、まあ状態によるとしても、一枚はきちんとレンズを向けるじゃない。そういうのがぼくにはない。そういう自分自身を何だろうって、ときどき思うんだよね。オレって薄情なのかなあ、なんてさ」

深瀬昌久氏との対話 「通過者の視線」森山大道

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深瀬さんの「鴉」はカメラ毎日に長期連載され、それをもとに写真集がつくられた。

シリーズの始まりはいつなのかと探してみると’76年の10月号で、

同月の銀座ニコンサロンでの個展も告知されている。

驚いたのは全てカラー作品であること。

深瀬さん(このとき42歳)の解説によると、個展は、

「モノクロームの腕によりをかけたオリジナルプリントの展示となる予定」とある。

 

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「ストロボはナショナルのPE400(GN40)、トライXでD76の原液28度C 30分の増感です」

カメラ毎日’78年1月号、深瀬昌久本人の解説から

FILM CAMERA STYLE vol.3

本日9/26発売です。フォクトレンダーの新レンズ、Nokton 50mm F1.2 を使ってイタリア、ミラノからほど近いブレシャとその近郊の街を撮りました。ブレシャはミッレ・ミリアのスタート地としても知られ、その博物館もあります。ミラノほどの喧噪はないものの、裕福で落ち着いた印象の街でした。そうそう、カメラ博物館もありましたね。すごい数のカメラが展示されていましたが、カメラ以外でも、特に引伸し機の数は驚くものがありました。
Nokton 5012 は僕としては上がりのレンズ、これが一本あればフイルムもデジタルも文句ないと思いました。ツアイスZMの3514とセットにすれば、Mマウント・レンジファインダーの今を感じられると思います。チョートクさんは古今東西、名の知れた写真家で、レンズのボケを云々したものはいないと言ってましたが、あえて言うと、ボケも綺麗です。笑

MCoJ

 

 

 

 

 

 

長く写真を撮っていると「撮れない」「ちょっと違う」という時期が何度もやってくるものです。26歳のとき、どうにも行き詰まって、自分を壊したくなって、あるゴスペルのライブに乗り込んでいきました。最初から自分の席に座ることもなく、ステージの真下に陣取って撮り続けました。とても堂々と撮っていたからか、誰からも注意されず、つまみ出されることもありませんでした。若く行き場のない鬱憤を、なんとかやり過ごすことができた一日でした。あとで知ったことですが、この日のライブがCDとして発売され、また不幸にも帰国後すぐにメンバーのひとりが急死してしまい、二度と撮れない写真になってしまいました。

日伊協会会報「CRONACA」

日伊協会の会報「CRONACA」(クロナカ)にイタリアの写真家についての文章を載せて頂きました。なかなか知る機会の少ないイタリアの写真家ですが、その中でも知名度のある写真家を須賀敦子さんのエッセイや私の経験したエピソードなどと絡めながら紹介しています。ぜひ手にとって御覧いただければと思います。私が撮影した写真も数枚使われています。ページの最後には、昨年末銀座で展示したFIAT500写真展の際に、合わせて制作した写真集の注文の方法も載せていただきました。クロナカは日伊協会のホームページからご注文いただけます。

FILM CAMERA STYLE vol.2

フイルムカメラスタイル 2 の巻頭ページを撮らせて頂きました。昨年11月にシチリアを旅した写真です。フォクトレンダーの新しい40ミリVMマウントと75ミリを使って撮影しています。是非御覧ください。よろしくお願いします!
1月19日(金曜日)発売です。

写真展、終了しました。

29日写真展最終日に Fiat 500 Club Italia が、その様子を紹介してくれました。詳細はこちらから。
本当に楽しい銀座通いの日々でした。来てくださった皆様、写真集、ポスター、プリントをお買い上げ頂いた皆様、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。

ふたつのトークイベント

写真展「La 500 : piccola grandiosa」では、クリスマス・イヴ(12/24)に田中長徳さんと加納満のカメラと写真にまつわるトークショーを、聖ステファノの日(12/26)には日伊協会常務理事・二村高史さんによるイタリアの田舎町にまつわるトークショーを開催いたします。いずれも興味深いトークショーになるだろうなと、主催側も楽しみにしています。

【12月24日】
田中長徳×加納満クロストーク
『真っ赤なフィアット500と加納満とカターニャ』

日時:2017年12月24日 16時〜
会場:Basement GINZA(basementginza.jp/)
入場料無料

【12月26日】
日伊協会常務理事・二村高史トークショー
『路線バスと徒歩で訪ねた
イタリアの美しい田舎町マイベストテン』

日時:2017年12月26日 19時〜
会場:Basement GINZA(basementginza.jp/)
入場料無料

トークイベントのおしらせ

MOTIONSの小野さんが案内を作ってくれました。チョートクさんと面白く写真とカメラの話ができたらと思います。タイトルはチョートクさんが考えてくれましたが、きっとそれには収まりきらない内容だと思います。入場無料、お待ちしています。

【トークショー開催のお知らせ】

17日にスタートした写真展は、おかげさまでたくさんの方にご来場いただいており、また写真集やポスター、そして作品自体をご購入くださる方もいらして、主催者としては「喜んでいただけたようで良かった」と、とても嬉しい日々を過ごしています。ありがとうございます。

今日は新たにトークショーの開催が決まりましたのでお知らせいたします。

この度、初日のレセプションにもご参加くださった写真家の田中長徳さんと本写真展の作品を撮影した加納満との対談『真っ赤なフィアット500と加納満とカターニャ』を開催できる運びとなりました。それもクリスマス・イヴに。

田中長徳さんは、日本デザインセンター勤務を経てフリーランス写真家となると、1973年から7年間ウィーンに滞在した後、文化庁派遣芸術家としてニューヨーク近代美術舘(MoMA)でアメリカの現代写真を研究した経歴をお持ちです。写真家としての活躍のみならず、『屋根裏プラハ』『LEICA, My Life』などの著書も多数お持ちで、多くのファンがいらっしゃいます。

この対談では、デジタルカメラとフイルムカメラについてや今回の撮影機材について、作品制作の裏側についてなど、普段あまり話されることのない内容が語られることでしょう。ぜひご期待ください。

【開催概要】
田中長徳×加納満クロストーク
『真っ赤なフィアット500と加納満とカターニャ』

日時:2017年12月24日 16時〜
会場:Basement GINZA
住所:東京都中央区銀座4-3-5 Ploom Shop 銀座店 B1F
入場料無料(参加者多数の場合は入場を制限する場合があります)

【登壇者】
田中 長徳
www.chotoku01.com/article/455628927.html
chotoku.cocolog-nifty.com/blog/
ただいま個展開催中です
『WIEN CT70』
場所:gallery bauhaus
住所:東京都千代田区外神田2-19-14
www.gallery-bauhaus.com/top.html

加納 満
www.kanomitsuru.com/

初日は17日、日曜日。

銀座での写真展、会期が前後一日ずつ延びて初日は17日の日曜日です。
16時頃から簡単な宴を開きたいと思っています。

イベント 『La 500 : piccola grandiosa』
開催期間 2017年12月17日(日)~ 2017年12月29日(金)
開催場所 Basement GINZA
東京都中央区銀座4丁目3-5 Ploom Shop 銀座店 B1F
アクセス 東京メトロ銀座駅/B2出口から徒歩1分
JR有楽町駅/銀座口から徒歩5分
企画   小野 光陽(MOTIONS)
共同主催 MOTIONS/加納満写真事務所
入場料  無料

写真展の御案内

 

「La 500 piccola grandiosa」

12月17日日曜日 ~ 29日金曜日
Basement GINZA
〒104-0061  東京都中央区銀座4-3-5
Ploom Shop 銀座店 B1F

イタリアで撮り貯めたフィアット 500 チンクエチェントの写真。
時には意識し、時には意識することもなくシャッターを押し続けていたものが、
自分自身でも驚くような量になりました。
今年、そのフィアット 500 が生まれて60年目になることを友人から知らされ、
その友人の「写真展を開きましょう!」という言葉に乗せられて、
気がつくと後戻りできない状況になっていました。
いままでモノクロの手焼きプリントにこだわった個展を何度か見て頂きましたが、
今回はデジタルによるカラー大判プリントを中心に、限定写真集なども含めた
盛り沢山の内容になっています。

楽しんでいただけると思います。ぜひ、お越しください。