MCoJ

 

 

 

 

 

 

長く写真を撮っていると「撮れない」「ちょっと違う」という時期が何度もやってくるものです。26歳のとき、どうにも行き詰まって、自分を壊したくなって、あるゴスペルのライブに乗り込んでいきました。最初から自分の席に座ることもなく、ステージの真下に陣取って撮り続けました。とても堂々と撮っていたからか、誰からも注意されず、つまみ出されることもありませんでした。若く行き場のない鬱憤を、なんとかやり過ごすことができた一日でした。あとで知ったことですが、この日のライブがCDとして発売され、また不幸にも帰国後すぐにメンバーのひとりが急死してしまい、二度と撮れない写真になってしまいました。